突発性難聴の治療法は?再発することってあるの?

突発性難聴はある日突然襲いくる恐ろしい病です。
ある日起きたら少し耳が聞こえづらいかも・・・と感じたら要注意。この病気は発症すると短期間で徐々に症状が悪化していきます。

 

まだその全貌は明かされていない突発性難聴。治療法もまだ確立されてはいませんが、果たして治療が終わった後に再発するということはあるのでしょうか?気になる突発性難聴の再発について迫ります。

 

突発性難聴は再発するの?

突発性難聴はその原因も未だに解明されていない病気です。ウィルス性であるという説から内耳の血流不全という説、ストレスや疲労が関係しているという説まで広く考えられています。

 

この病気は40代から50代頃の成人がかかりやすく、ある日突然耳がこもったような違和感が表れます。そのまま徐々に聴力は悪化していき、数か月すると聴力は低下した状態で固定されてしまいます。

 

この病気は分かっていないことも多く、治療法も複数の治療法を並行して行ったりしながら、効果のあるものを継続していくというのが基本です。突発性難聴で聴力が元に戻る確率は1/3程度と言われており、非常に恐ろしい病ではありますが、この病気は現在治療を適切に行った後に再発することはないと考えられています。

 

もし突発性難聴の治療後にまた聴力に異常が出るようなことがあれば、それは突発性難聴が原因ではなく別の耳の病気であると考えるようにしなければなりません。耳の病気はどれも症状が似ている部分もあるのでとてもやっかいなのです。

 

突発性難聴と類似した病気で、治療に効果が見られない時、または再発したように感じられる時に疑うベ病気はいくつかありますが、代表的な物では低温が聞こえづらくなる低音障害型感音難聴、リンパの病気でめまいや難聴を引き起こすメニエール病、良性腫瘍によって耳が聞こえづらくなる聴神経腫瘍などが挙げられます。

 

突発性難聴で再発することは無いと考えられていますが、上記の病気と突発性難聴は非常に混同しやすい病気でもあります。もしも再発しように感じる場合はまずは専門医に相談の上、別の病気が潜んでいないかを確認していくことが大切になります。

 

突発性難聴は再発せずとも後遺症が残る可能性も?

先ほども述べたように突発性難聴は再発することは考えられていない病気です。しかし再発することはなくても一度重症化した突発性難聴は後遺症をもたらすことがあります。また突発性難聴になってしまうと治癒するのは全体の1/3程度とも言われており、それ以外の人は元々の状態と比べるとなんらかの後遺症を残すことがあると言われています。

 

一体突発性難聴の後遺症としてはどのようなものが挙げられるのか、まとめてみましょう。

難聴

この病気における最大の後遺症はやはり難聴です。およそ全体の2/3が元の聴力を取り戻せないと言われています。なるべく後遺症を少なくするためにも素早い対処が必要とされます。

耳鳴り

耳鳴りは耳の病気につきものの症状です。突発性難聴においては発症してからの症状として挙げられる耳鳴りですが、稀に病気が完治した後も耳鳴りが後遺症として残ることがあるとされています。

めまい・吐き気

めまいや吐き気を伴うということも考えられます。突発性難聴を発症した前後にこの症状が出る人が多く、耳鳴りと比べるとこの症状を感じる人は少ないと言われています。

リクルートメント現象

リクルートメント現象とは大きな音を聞いた時に、その音が患者にとってものすごく多く響いているように感じるという現象です。突発性難聴患者全員にこの症状が出るとは限りません。

 

 

これらの突発性難聴における後遺症は長く続く場合はそもそも突発性難聴ではなく別の病気である可能性も示唆しています。病気が治ったとされた後も心配なことがある場合は医師に相談するほか、治療中の投薬なども治ったからやめるというようなことをせず、しっかりと医師の指示通りに服用するなど細心の注意を図って治療に臨むようにしましょう。

 

突発性難聴は早期治療が大切

突発性難聴においてなるべく後遺症を残さずに治療するのに最も大切なことは早期治療を開始することであるとされています。というのも突発性難聴は発症から徐々に症状が悪化していく病気で、発症を感じて1~2日以内に治療を開始するのが最も望ましく、遅くても1~2週間以内には治療を開始しないと症状が完治する可能性は低くなっていくと考えられています。

 

一か月もすれば悪化した聴力は固定されて治る可能性はかなり低くなります。そのため突然の聴力異常を感じた場合は何よりも早く医師の診断を受けて、突発性難聴であればそれ専用の治療をしっかり受けること、他の病気が確認された場合もそれ用の処置を受けることが大切になります。

 

突発性難聴の診断には厚生労働省の示す「突発性難聴の診断基準」などにのっとり、他の病気との差異を明確にしたうえで診断されます。難聴を感じた際には自分で判断するようなことはせず、速やかに専門医の診断を受けることが後遺症を防ぐうえでも大切なことになると言えるでしょう。

 

突発性難聴の治療法とは?

突発性難聴は未だその原因が解明されていない病気です。原因が解明されていないということは治療方法も確立されていないということになります。しかし早急な治療を要される厄介な病気ということもあり、現在突発性難聴の治療ではいくつかの治療法を並行しながら効果のあるものを手さぐりで探していくという方法が一般的です。

 

突発性難聴の治療は基本的に薬物治療で行われます。一体どんな薬物治療があるのか把握してきましょう。

 

突発性難聴において使用される薬物でもっとも使用されるのはステロイドです。全員というわけではありませんが、ステロイドは突発性難聴に効果を発揮します。そのため突発性難聴にはウィルスが関係していると考えられることもあります。

 

ステロイドは有効な治療法として選択されますが、反面で副作用も大きいというデメリットも存在します。医師の指示のもとで使用されるため基本的には多少の副作用が出ても問題ないと言えますが、血糖値の上昇や消化器官の粘膜を弱らせる効果もあるため糖尿病や潰瘍をもっている方は特に気を付ける必要があります。

 

ステロイド以外にもビタミンB12製剤脳循環改善剤などが突発性難聴の治療薬として使われます。耳の血行や神経の働きをよくさせる作用があり、症状の改善にプラスに働くこともあります。

 

 

突発性難聴の治療においてはなによりも早期発見、そしてそこからの迅速な治療が必要になります。違和感を感じたらまずは病院へ行くことが大切です。

 

突発性難聴は再発はしない・・・けれど治療は早めに

ここまでで見てきたように突発性難聴は再発することはありません。しかし早い段階で治療を行わなければ後遺症が残ってしまう可能性は大きくなってしまうということは覚えておきましょう。

 

また、再発することはない・・・といいましたが、病気そのものが突発性難聴ではなかった場合は別です。この場合はその病気の治療を行う必要があります。いずれせよ専門機関でしっかりとした検査をした上で判断する事が望まれますので、耳に違和感を感じたら早めに医師に相談した方がよいと言えるでしょう。

 

この病気はいつ誰が襲われてもおかしくない病気です。そのため早期対処が望まれるという事実だけでもしっかりと覚えてくことが大切なことになります。