突発性難聴は治るの?ステロイド投与などで改善が期待

ある日突然耳が聞こえづらくなる・・・そんなことがもし自分の身に起こったらどうしますか?
突発性難聴は突然耳が聞こえづらくなる病気です。ある朝目が覚めると耳がなんとなくうまく聞こえない、詰まったような感じがする・・・そのまま時間をおいても治らない・・・。

 

突発性難聴の原因はまだ詳しく解明されていませんが、ウィルスによるものや血流障害、ストレスなどが原因として考えられています。原因がはっきりしていないということは治療法も確立されていないということで、とても怖い病気であるということも出来るでしょう。

 

この病気の治療には複数の薬物を併用して効果のあるものを見つけ出しながら対処していくというのが一般的です。なんらかの原因があり、その点を改善できれば治療は不可能ではないため、手さぐりしながら改善されていくのを待ちます。

 

治療によく用いられる薬としてはステロイドが挙げられますが、ここではステロイドと突発性難聴についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

突発性難聴はステロイド投与で改善の可能性がある

突発性難聴はある日突然襲ってくる恐ろしい病です。はじめのうちはなんとなく聞こえづらいかな?という違和感がある程度ですが、しだいに聴力が低下していき、その一か月程度をかけてどんどん悪くなっていきます。ある程度のところでいくとそこで聴力は固定されます。

 

突発性難聴にいては何よりも早期治療が大切です。一か月程度の時間をかけて徐々に症状が悪化していくわけですが、いかに出来る限り聴力が低下しない時点で病気を止められるか、という点が重要視されます。早期に治療開始出来れば出来るほど難聴は改善されますが、一週間を超えて放置すると回復は難しくなっていき、一か月も放置すれば聴力は完全に固定され回復する兆しがかなり低くなると考えられています。

 

そのため難聴を感じた場合は速やかに医師の指示を受けて治療を開始する必要があります。

 

厄介なのは突発性難聴自体がなぜ生じるのか判明していないことです。原因が分からないということはそれを取り除いて治療することも出来ないためスムーズな治療が難しいということです。

突発性難聴の治療に効果的とされているステロイド投与

そのため突発性難聴においては複数の治療法を並行して行うことで手さぐりしながら効果的な方法を極めていくことが多いのです。中でもステロイドの投与は突発性難聴の治療において広く効果的だと考えられ実践されている治療法です。ステロイドも必ずしも効果を示すというわけではないようですが、実際にステロイド投与をきっかけに改善した例も少なくなく、まずは治療法として視野に入れられるものになります。

 

突発性難聴は軽度の場合は通院で対処するパターンもありますが、入院治療のケースも多く、いずれにせよどのような治療法をとるかは専門医の判断の上で決められていくことになります。私たちに出来ることは何よりも異変を感じたら「とりあえず少し様子をみようか・・・」などと思わず、まずは病院へ行って診てもらうことといえるでしょう。

 

効果的な治療法として考えられてるステロイド投与ですが、ステロイドという強力な薬物は副作用ももたらすことがあります。また場合によってはこの治療法を選択できないケースがあることをご存知でしょうか?続いてはステロイドを使った治療法の問題点について見ていきましょう。

突発性難聴治療に使われるステロイドの副作用とは

突発性難聴の治療に効果を発揮する事が期待されるステロイド。そのためこの病気の治療に際してまずは試される治療法とも言われていますが、強力な薬物だけに副作用も存在します。

 

そもそもステロイドとはどんな薬なのでしょうか?ステロイドとは腎臓上部にある副腎から作られる副腎皮質ホルモンの1つで、これを薬として投与すると炎症をおさえる効果があります。そのためアトピーや皮膚炎の治療に主に使用されるほか、喘息治療にも大きな効果を発揮する薬です。

 

副作用やデメリットが多いとも言われる薬剤で、この薬剤の使用に抵抗を示す人も少なくないかもしれません。詳しく知らない方でもステロイド治療というと嫌な印象を受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

特にアトピーなどで使用される外用薬のステロイドと異なり、突発性難聴の治療においては内服薬としてステロイドを使うことになるため、その抵抗感はより高まるかもしれません。基本的には医師の指示通りに使うことで非常に有用な薬であることは間違いありません。

 

まずはステロイドの副作用をしっかりと把握しておくことでステロイドへの理解を深めておくことが大切になるでしょう。一体どんな副作用が考えられるのでしょうか。

血糖値の上昇

ステロイドは体内での糖の利用を低下させる効果があります。このため血糖値が上昇してしまうというデメリットがあります。糖尿病の方などはステロイド治療を選択できないことがあります。

潰瘍が出来やすくなる

ステロイドは消化器官を保護するムチンを減少させてしまうため、消化器官の潰瘍が生じやすくなります。それと同時に胃潰瘍などをあらかじめ患っている方はステロイドの治療を選択できない場合があります。

骨が弱くなる

大量のステロイド投与はカルシウムの吸収を阻害してしまうため骨が弱くなります。そのため長期に渡ってステロイドを投与すると骨折などのリスクが高まります。

 

 

このほかにも高血圧や筋力の低下、顔がむくむ白内障や緑内障など、ステロイド投与によって考えられる副作用はとても多いとされています。もちろんステロイド治療をしたからといって全ての副作用が出るわけではありません、一時的な投与や医師の指示に従った投与であれば副作用を感じないこともあります。

 

あくまでもこのような副作用が考えられるということを覚えておきましょう。また使用前に心配な方は医師や薬剤師に相談してみましょう。

突発性難聴をステロイド以外で治療するには?

突発性難聴の治療にはステロイド以外の方法もとられます。場合によっては並行して複数の治療を行うことも多いようです。

 

具体的にはビタミンB12製剤を用いて耳の神経の働きを改善したり、脳循環改善剤で結構の改善をはかったり、高気圧酸素療法で酸素を送り込むなどの治療が挙げられます。どの治療も必ずしも突発性難聴に対して効果を発揮するという保証はなく、状態を見ながら効果的な治療を続けていくことになります。

 

症状に応じて入院治療になる場合も通院治療になる場合も考えられますが、特に通院治療の場合は医師の指示をしっかり聞いて、よくなっても最後までしっかりと通院を続けて経過を観察することも大切だと言えるでしょう。

 

また、繰り返しになりますが突発性難聴において最も大切なのは治療法よりもいかに迅速に異変を感じて医師の診察を受けられるかという点にあります。急な耳鳴りや聴力の低下、耳鳴りを感じるような場合には速やかに病院へ行くようにしましょう。

突発性難聴にご用心・・・治療にはステロイドが使用されることも

突発性難聴はいつ誰に襲い掛かるか分からない病気です。それに加えて迅速な対応が必要というのがとても厄介ですよね。
そのためこのような病気があるということをまずは把握してきましょう。治療に際する副作用なども把握しておくことでスムーズに治療へ移行できるのではないでしょうか?